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美容院の集客に成功しているチラシはどう違う?注目すべきポイントとは

2023年11月15日
  • コラム

集客に成功している美容院は、どのようなチラシを配布をしているのでしょうか。

今回は、競合と差をつけるとともに集客率を高めるチラシの特徴やポイントをご紹介し、どのような配り方をすればより認知されるのかについてお伝えします。

美容院のチラシで集客効果を上げよう

一般的に、チラシの集客効果(反応率)は0.1〜0.3%程度であると言われています。

この反応率は、1000人に対してチラシを配ると、1〜3人程度の問い合わせなどの反応があるといったもので、これを基に、チラシの配布枚数を決めていきます。

チラシの反応率は決して高いとは言えませんし、さらに、近年では、美容院の集客はTikTokやInstagramなどのSNSが多く活用されている現状があります。

しかし、そんな状況であっても、実際に手を取って情報を見るチラシの効果は大きいと考えます。

なぜなら、SNSもチラシも、目に留めてもらわなければ認知されない点は共通ですが、チラシは、手にとったチラシを家や職場に保管していた場合、それを見た家族や友人、同僚にも広告宣伝効果があり得るからです。

また、一旦は保管をしていたチラシを一定期間後に改めて目にすることで、再度美容院の存在がリマインドされその結果、美容院への興味を再び持つことがあります。

このように、美容院のチラシは一時的な広告手段ですが、目にするタイミングや状況によっては効果のある集客手段となるため、その効果を高めるには、チラシの掲載内容が重要になってきます。

集客に成功している美容院のチラシの特徴

集客に成功している美容院のチラシの特徴

では、集客に成功している美容院のチラシには、どのような特徴があるのかを、いくつか具体例をあげながらご説明します。

目を引くビジュアル

集客に成功している美容院のチラシの一番の特徴は、目を引くビジュアルです。これは、ただ目立てば良いというわけではなく、店のコンセプトが一目でわかるようなビジュアルになっているかどうかが重要です。

例えば、店がナチュラル系のやわらかいスタイル(ふるふわパーマとアッシュやライトブラウンなどのナチュラルカラーなど)が売りだとすると、チラシの色は、白やブラウンなどのアースカラーを基調として、やさしい雰囲気に仕上げたいところです。

また、店内写真やスタッフの写真が入れてあると、その店がどのような雰囲気かが分かりやすいため効果が高いと言えます。

しかし、チラシが情報過多になり何を伝えたいか分からなくなってしまうと、顧客に渡す意味がなくなるため、

  • 重要な情報は3~4つ程度に絞り、テキストだけではなく写真やイラストを交えて紙面を構成する
  • 写真は大きく、一番主張したいカットを載せる(店の雰囲気、カットモデルなど)
  • 視線を「上から下」又は「中心から端部」へ誘導するように情報を整理して配置する
  • タイトルの書体と説明の書体は分けて、見やすいテキストづくりを心掛ける(例:タイトルは明朝体、テキストはゴシック体など)

以上の点について整理しながら、その店ならではの目を引くチラシを制作していきましょう。

分かりやすいキャッチコピー

美容院のチラシに使用するキャッチコピーには、「短く、分かりやすく、覚えやすいキーワード」を入れることがポイントです。

説明が必要なところは長くなってもよいですが、伝えたいところほど短くはっきりとした言葉であることが大切です。

以下で、ナチュラルスタイルの美容院を例に、分かりやすいキャッチコピーの例をあげてみます。

  • natural×natural ~より自然なナチュラルスタイル(英単語の組み合わせ)
  • ゆるふわパーマでワンランク上の大人のスタイルへ/(売りにする施術:ゆるふわパーマ)
  • Natuool (「natural:自然」と「tool:道具」の造語、スタイリストの技術で自然なスタイルをつくり上げるという意味)

このように、店の売りやコンセプトを短い言葉でアピールすることがポイントです。

明確なターゲット

美容院のチラシを手に取って見てもらうには、ターゲット顧客を定めるのがポイントとなります。

そのために、チラシを製作する前に、具体的な顧客ターゲット(ペルソナ)を設定し、チラシをデザインしていくことが大切です。

以下で、ペルソナ設定と紙面デザインの例をあげてみます。

  • ペルソナ①:30~50歳代の働く男性
    紙面デザイン
    ・仕事の疲れを癒す隠れ家サロン的なイメージ(落ち着き、癒し)を表現
    ・仕事とプライベートのオンオフが分かるようなスタイリング例の写真を使用
    ・仕事帰りでもサロンに寄れるよう、営業時間が長めであることをアピール
  • ペルソナ②:美容に関心が高い40~60歳の女性
    紙面デザイン
    ・落ち着いた高級感があるイメージ(特別感、セレブリティ)
    ・オシャレで清潔感がある店内写真を使用
    ・ヘアスパやネイルなどの施術もできることをアピール
    ・ここでしか買えない有効成分配合の店販商品(おすすめ商品)をアピール
  • ペルソナ③:流行に敏感な学生(高校生~大学生、20~30歳代の男女)
    紙面デザイン
    ・流行スタイルの写真
    ・洗練された店舗写真、カリスマスタイリストの写真を使用
    ・同年代のカットモデルの写真

この例のように、ペルソナを設定することで、ターゲット顧客の嗜好や興味が考慮できるようになチラシになり、より多くの顧客へのアピールが可能となります。

美容院のチラシに掲載すべき項目

美容院のチラシに掲載すべき項目

次に、どのような項目をチラシに掲載していけば良いのでしょうか。具体例をあげながらご紹介します。

メニュー構成

美容院のチラシには、どのような施術メニューがあり、それはいくらなのかを明確にしておくことが重要です。カットやパーマ、カラーなどの基本施術のほか、ヘッドスパやネイル、着付け、写真撮影などその店独自のメニューを追加すると良いでしょう。

また、カット+カラー、カット+パーマスタイルなどのセットメニューとその金額を明示しておくと、そのセットメニューが単体のメニューより安い場合、お得感が出てオーダーしやすくなります。

どんなに良いサービスや商品でも、金額を記載していないと来店するのに躊躇してしまうため、メインのメニューの金額を記載するほか、オプションなどによって金額が変わるものは、10000円~や10000~15000円のように最低金額や幅を記載しておくと、予算の準備がしやすく分かりやすいと考えられます。

店の写真

美容院の外観や内観写真を紙面に掲載すると、初めて店に行く顧客は店を見つけやすくなり、どのような店か予め分かるので安心できます。

特に、店内の写真では、カット台を含めたインテリアの写真があると、施術時にプライベート性が高いか低いかが分かるため紙面に載せることをおすすめします。

スタイリストやアシスタントの写真

美容院でどのような人が施術するかは、非常に気になるポイントの一つです。顔写真だけではその人となりが分かりにくいため、顧客に向けての一言のコメントや普段のファッションなどが分かる写真も併せて紙面に載せると親しみが湧きやすくなります。

また、写真をイラストに替えても良いでしょう。イラストによってその人の特徴がデフォルメ化され、紙面自体が柔らかく親しみ感がUPします。

お得なクーポン

美容院の配布チラシを持参すると初回30%オフや2000円割引、ミニシャンプーなどのノベライズ贈答などのお得な情報をチラシに載せると反応率は高まります。

最近では、紙面にQRコードを掲載して、LINEの友達登録をすると割引券が貰えるなどのサービスもあるため有効な手法と言えます。

アクセス地図

美容院までのアクセス地図は簡略化して掲載したいところです。駅からどの道を通って目印は何かなどの情報があると、顧客は店を検索する手間が省け、迷わずアクセスできるためできる限り掲載しましょう。

なお、アクセス地図はチラシのデザインに合わせて、デザイナーに制作してもらうことをおすすめします。

効果的な美容院のチラシの配り方

効果的な美容院のチラシの配り方

最後に、より集客に効果的な美容院のチラシの配り方をご説明します。

対象ペルソナに近いエリアに絞る

美容院のチラシは、ペルソナを設定してつくることが大切だと述べましたが、ペルソナがいる地域を想定して配布することがチラシを手にしてもらうためのポイントです。

例えば、ペルソナがサラリーマンであれば駅の周辺で手渡し配布、大学生であれば学生食堂などに頼んで直置き、店舗近くの主婦層であればエリアの新聞折込チラシなどが有効です。

もちろん、店舗近くで手渡し配布やポスティングも効果はないとは言い切れませんが、対象ペルソナが多いエリアで配布することが反響率を高めるために重要となってきます。

新聞折込チラシ

新聞折込チラシで配布すれば、店舗の広域(新聞配布エリア)に配ることができます。この手法は、ペルソナ以外にも手に渡るため多くの人に店を認知してもらいたい場合に有効です。

エリアや枚数に伴って配布コストは大きく増減してきますが、「店の周辺地域」「〇〇駅の周辺」「大学の周辺」などとエリアを絞ることで配布コストは削減できます。

ただし、新聞折込チラシを行う場合は単発では認知されにくいため、数回に分けることで情報の認知度を高めましょう。

徐々に配布枚数を変える

美容院のチラシの効果的な配布のためには、枚数を徐々に変えていきましょう。単純に1回目が1000枚、2回目は2000枚などではなく、反応率を確認しながら次回配布枚数を増減させていくことがポイントです。

例えば、チラシを10000枚配布し、20人の新規顧客から来店や予約連絡があったとします。その場合の反応率は0.2%で比較的高い数値になります。

次に、仮に倍の40人集客したいと検討した場合、チラシの枚数はその倍の20000枚となります。

その結果、反応率が1回目の基準となる0.1〜0.2%より概ね高ければ、その次も配布枚数を増やすと反響は多くなる可能性が高く、低ければ次回の配布枚数は減らす方が配布コストなどの無駄はなくなります。

このように、不特定多数に対してチラシを配布する場合は、配布前の枚数やエリアの検討だけではなく、反応率を見ながらチラシを増減させエリアごとの特徴を分析することが重要です。

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