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美容室を独立開業するために必要な準備は?経営を成功に導くポイントも解説

2022年10月12日
  • コラム

今回は「独立して自分で美容室を経営したい」と考えている美容師に向けて、独立開業に向けて必要な準備や、経営を成功させるポイントについてご紹介します。

独立開業するメリットや独立に向けての流れ、習得すべきスキルやノウハウについても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

美容室を独立開業するメリットは?

「収入を上げたい」「自分のこだわりがつまった美容室を作りたい」「人間関係に左右されず、美容師を続けていきたい」というような理由から、美容室を独立開業したいと思い始める美容師は多いと思います。

実際、美容室を独立開業するメリットには、下記のことがあげられます。

  • 自由度が高い
  • 従業員同士の人間関係に悩まなくて良い
  • 年収アップを目指すことができる
  • 理想とする美容室運営ができる

その一方で、まとまった資金を準備する必要がある点や収入が安定しない点、美容師としての仕事以外に経営者としてやるべき業務がたくさんある点など、様々な苦労やリスクがあるのも事実です。

このようなデメリットに対してどう対策を打っていくかということも踏まえつつ、「独立して良かった!」と思えるように準備を進めていきましょう。

独立後の年収については「美容室経営者が目指す年収はいくら?代表的な年収ラインも解説」でご紹介していますので、ぜひご覧ください。

美容室の独立開業に向けて必要な準備

独立に向けて技術力アップに励む美容師

美容室を開業するには、開業資金の調達やスキルの向上、ノウハウの習得などが必要です。そのため、美容室の独立開業に向けての準備は3〜5年前から始めるのがベストだと言えるでしょう。

そこで、独立開業に向けて、具体的にどのような準備が必要なのかをご紹介していきます。

開業資金の調達

美容室を独立開業するために必要な資金は1,000万円前後だと言われていますが、ほとんどの美容室オーナーが自己資金だけで開業しておらず、下記のような方法で準備しています。

  • 家族や親戚からのサポート
  • クラウドファンディング
  • 金融機関での融資

とは言え、自己資金が全く無い状態で開業することはとてもリスキーであり、ましてや自己資金ゼロで融資が受けられるケースはほとんどありません。

融資を受ける際に必要な自己資金の目安は、最低でも10%〜25%、できれば3分の1程度準備しておいた方が安心だと言われています。仮に美容室の開業資金が1,000万円だとすると、最低100万〜250万円、可能であれば330万円程度まで自己資金として準備したいところです。

融資の審査では、自己資金の金額だけでなく、美容師としての経歴や技術力が見られることもあります。明確に「勤続年数○年以上」「美容師歴○年以上」という規定はありませんが、最低でも5年以上は経験を積んでいることが望ましいでしょう。

開業資金の詳しい内訳については「美容室を一人で経営・運営するメリット・デメリットは?成功のポイントも解説!」で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

技術力の向上

技術力はサービスの質に直結する問題です。いくら経営ノウハウを熟知していても、肝心の技術力が不足していると継続的な集客は望めません。

技術力とは施術に関するテクニックだけでなく、「悩みが解決できる技術」や「ニーズに応えられる技術」も含んだ、美容師としてのトータル的なスキルのことを指します。

技術力不足はリピーターが定着しない原因になるだけでなく、クーポンサイトやSNSなどで「最悪な施術だった」「とても下手だった」と拡散されてしまう可能性もあります。実際、施術ミスで訴えられ、多額の賠償金を請求された事例も存在します。

このような事態を防ぐには、

  • 目標を持って日々の業務にあたる
  • セミナーや勉強会に参加する
  • 感性やセンスを磨く
  • トレンドを知る
  • コンテストでの受賞を目指す

といった方法で、独立に向けて技術力を高めていく必要があるでしょう。

接客・コミュニケーション能力の向上

お客様が美容室に求めることは、技術力だけではありません。美容室選びのポイントには、居心地・接客態度・話しやすさといった接客要素も重要視されています。

例えば、美容師との会話の中で「すべて否定的な言葉で返ってくるので不快に感じた」「高圧的で失礼なことを言われた」と思われるお客様は少なくないのです。

そのため、

  • 基本的なマナーができているか
  • 清潔感のある身だしなみができているか
  • 会話の必要有無を判断しているか
  • 話し方が高圧的・否定的でないか
  • 会話の内容が不快でないか

といった点を意識して日々の業務にあたり、独立開業に向けて歩みを進めていくと良いでしょう。

とは言え、お客様の気持ちをくみ取るのはとても難しいものです。

最近では、カウンセリングシートで会話量をヒアリングしたり、あらかじめメニューに会話量を組み入れて対策を実施する美容室も増えてきています。苦手なままで放置せず、ストレスがないオペレーションを考えることも、独立開業に向けて準備すべきものの一つだと言えるでしょう。

経営スキルの習得

独立して美容室を開業するというのは、経営者になるということです。そのため、基本的な経営スキルは習得しておくべきでしょう。

経営とは、顧客との関係構築をベースに、「カネ・ヒト・モノ・情報」を運用することが基本だとされていますが、経営に関するスキルは美容師資格と違って明確な指標や目標がないため、下記のような方法で習得していくことがほとんどです。

  • 経営に関する本を読む
  • 経理や簿記を勉強する
  • 経営スクールに通う
  • 経営者セミナーに参加する

また、経営を成功させるポイントの一つに「ファン化」というキーワードがあります。

インターネットを通じて誰もが情報を発信できるようになった今、独立開業に向けてSNSのフォロワーやブログの購読者を増やすことに注力している美容師も少なくありません。このようなインターネット上での集客活動をWebマーケティングといい、Web上でファンを作ることは、経営スキルの習得に大きく貢献します。

Web集客は独立する上でも欠かせない要素となりますので、準備段階からチャレンジして損はないでしょう。

マネジメントスキルの習得

マネジメントスキルとは、売上管理・顧客管理・在庫管理・仕入れ管理・人材管理などを包括した、管理能力全般のことを指します。

【マネジメントする対象物】

  • 売上
  • 顧客
  • 在庫
  • 仕入れ
  • 人材

いわゆる企業における部長や課長といった役職は管理職の種類であり、事業規模が大きくなるほど管理する対象物が増えますので、それに伴って管理職の種類や階級を分けて役割を細かく分担していくのですが、美容室を一人あるいは少人数で運営する際は、様々な役割を兼任しなければなりません。

具体的にマネジメントで求められるスキルは、

  • 数字に強いこと
  • 物事の本質が理解できること
  • 折衝力があること
  • 交渉力があること
  • 業務を遂行するための知識がノウハウがあること

といったことがあげられます。

これらのマネジメントスキルを養うには、従業員の視点から管理者という視点にものの見方を切り替えることが大切です。また、現在働いている美容室で管理者になれるチャンスがあるのであれば、これを利用しない手はありません。独立開業に向けて、マネジメントスキルを磨いていきましょう。

美容室の独立開業を成功させる3つのポイント

美容室を独立開業して成功した美容師

最後に、美容室の独立開業を成功させる3つのポイントについてご紹介します。

①:独立開業までの流れを知る
②:マーケティング戦略にこだわる
③:美容ディーラーを味方につける

それでは詳しく見ていきましょう。

ポイント①:独立開業までの流れを知る

「20XX年までに独立したい」というような明確な目標がある方は、段取り良く準備を進めることが大事です。何を・どのタイミングですべきかなど、独立開業までの大まかな流れを把握しておきましょう。

美容室を開業するには、開業届を準備したり、店舗用物件を探して契約したりなどの他にも、現在働いている美容室を退職する準備を整えたり、保険や年金についてどうするか検討したり、家族を説得したりと、やるべきことがたくさんあります。

また、準備をおろそかにしたせいで資金が足りずに途中で開業を断念せざるを得ないケースや、思うように売上や集客が伸びずに開業して間もなく廃業するケースも散見されますので、開業までの流れを把握して、丁寧に準備を進めていきましょう。

美容室開業の流れについては「美容室開業の流れを10のステップで解説!必要な手続きや手順を時系列も紹介」で詳しくご紹介していますので、併せてご覧ください。

ポイント②:マーケティング戦略にこだわる

マーケティング戦略とは、「どのような顧客」に対して「どのような価値」を「どのような価格」で「どのような方法・手段」を使って提供するか?という一連のプロセスや方向性を定めることです。

具体的に言えば、

  • ターゲット層はどうするか?
  • メニューや施術料金はどうするか?
  • 集客方法はどうするか?
  • 店販商品は何にするか?

といった細かな部分を策定していきます。

特にターゲット層の策定は、美容室全体の経営・運営に関わる重要な要素となりますので、独立前にしっかり固めておきましょう。

マーケティング戦略を考える際は、フレームワークと呼ばれる情報整理の枠組みが役に立ちます。マーケティングのフレームワークには、3C分析や4P分析、PEST分析などがありますので、自身の経営スタイルに合った方法で戦略を打ち立てることが大切です。

集客に関しては下記のコラムで詳しく解説していますので、ぜひ参考にご覧ください。

美容室の集客課題を解決!新規獲得・リピーター定着を実現する方法とは?

集客できない美容室の特徴と具体的な原因は?解決方法もご紹介!

ポイント③:美容ディーラーを味方につける

美容ディーラーは、施術で使用するシャンプーやトリートメント、カラー剤といった美容商材を仕入れるだけでなく、トレンドや美容業界に関する情報屋としての役割も果たします。

近年ではインターネットの卸サイトを利用して美容師個人でも商品の買い付けが行えるようになりましたが、美容ディーラーを介することで商品をより安く仕入れることができたり、まとめて発注することができたりと、さまざまなメリットがあります。

また、美容ディーラーは仕事柄たくさんの美容室を見ていますので、蓄積された情報とノウハウから、コンサルタントとしての役割を果たす会社もあります。

美容室運営のトータルサポートを行う弊社クリエイティブブレーンでは、商品の仕入れはもちろん、独立開業のご相談やスタッフの採用・育成、儲かる仕組みの構築などもお手伝いしています。

美容室の独立開業は一人よりチーム戦がオススメ

美容室の独立開業は、店舗をオープンすることがゴールではありません。

オープンした後に、

  • 資金がショートしてしまった
  • 客数が思うように伸びない
  • 業務量が多すぎて手が回らない
  • 従業員の確保が難しい

といった状況に陥り、経営を断念する美容室があるのも事実です。

雇われ美容師だった頃は毎月給与の支払いがあり、与えられた役割に集中できる環境でしたが、独立開業して一国一城の主となれば、給与は保証されず、美容室の経営・運営に関わるすべての業務を把握してこなさなくてはなりません。

美容室としてのスキルと経営者としてのスキルは別物ですので、美容業界の経営に強いコンサルタントや美容ディーラーをパートナーにつけて独立準備をした方がスムーズに物事が進みますし、味方がいることは心の安定やモチベーションの維持にもつながります。

そのため、美容室の独立開業は一人より専門家とチームを組んで挑むことをオススメします。

弊社では、独立開業を決めてからご相談いただくというよりも、「将来的に独立したいなと思っている」という段階から今後の流れについてお話させていただくことが多い傾向にありますので、まだ具体的なことが決まっていない状態でもお気軽にご連絡ください。

美容サロンとスタッフを元気にするパートナーディーラー クリエイティブブレーン

クリエイティブブレーン

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